お久しぶりです、きのこです。こちらの都合で報告が遅れてしまい申し訳ありません。
9月23日に大和町の水害ボランティアに行ってきましたので報告させていただきます。
9月19日、21日にもReRootsメンバーが参加させていただいたので今回で3回目となります。以下のブログもぜひご覧ください。
9月19日のボランティアブログ9月21日のボランティアブログ23日にボランティアセンターからいただいた資料によると大和町の被害状況としては、
床上浸水が91世帯
床下浸水が89世帯
合計180世帯となっています。
屋内の泥だし、家財の運搬といった作業は終息に向かっていますが、今後は撤去した土砂やモノの処理などでボランティアが必要になるとのことでした。まだまだ復旧には時間がかかるようです。
今回私たちが作業に入ったお宅は川のすぐ側にあり、100mから120m浸水し、胸のあたりまでに及んだそうです。就寝中に川が氾濫したため、ご主人は半分水に浸りながら間一髪で避難されたそうです。幸い命は助かったものの、家の荒れ果てた姿を修復するのには多大な時間と費用が必要になります。買ったばかりの車や家電もすべてダメになってしまったそうです。
前日までに床下の泥だしが終わっていたので、そこに山砂を敷く作業と屋や倉庫内の掃除が主な作業でした。
当事者であるおじいさんは病気をかかえており、定期的に診察をしてもらわなければいけないため、わたしたちが作業をしているときも自ら車を運転し、病院へ向かいました。また、奥さんも体調が悪く入院しているため、お見舞いにも行っているのだそうです。
おじいさんは平気な顔で話していましたが、もし自分がこんな状況になってしまったら……と考えると、決して明るく振る舞える自信はありません。
このように私たちが行ったボランティアでは残念ながら手に負えない部分もたくさんありますが、今回のように出向くことで少なからず心のよりどころにしてくださる方がいます。わたしたちが聞いただけでは何の役にも立たないかもしれませんが、真剣に当事者と向き合い、気持ちを寄り添わせることが大切なのではないかと思いました。
当事者の方は家がきれいになっても終わりではありません。やらなければならないことは山ほどあるはずです。そんな方々のところへこれからボランティアに行かれる皆さん、ぜひ当事者の方の話を真剣に聞いてあげてください。
最後に今回大和町でご一緒にボランティアをさせていただいたみなさん、お世話になりました。また機会があればお会いするかもしれないので、そのときはよろしくお願い致します。
追記:写真を掲載したかったのですが、諸事情により撮影ができなかったのでご了承ください。
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