9月15日
東北大学大学院農学研究科で「災害復興のもうひとつの主体~持続性の高いNPO活動」
というテーマで講座を行ってきました。
昨年も同じ講座を担当して講義してきたのですが、
今年は、台風18号による大雨被害があったので、具体的にNPOの必要性や関心が高い状況での講座となりました。
内容としては
一般論としてのNPOの必要性と具体的なNPOの有効性についてと、
行政とNPOの違い
さらにその具体性をReRootsの活動を通じて話しました。
一般論として
行政の手が届かないようなところで、NPOの活動が必要といわれています。
行政に比べ、NPOはきめ細やかで住民目線という良さがあるといわれますが、それは具体的にうまくいった場合です。
ところが、うまくいくために必要なNPOの活動の在り方や考え方は、実は一般論だけでは語れない分析力や洞察力、具体的にプロジェクトを創造する構成力などが求められます。
また、組織を作れば、チーム作りやチーム運営を進めるマネジメント能力も求められます。
それらは、
具体的な問題を前にして、どう組み立て、解決に向けて取り組んでいくのかを創作する力が問われます。
これは、本を読んだからできるというものではありません。
この具体的な問題解決の場面、状況での考え方をどうやって組み立てるのかを、いろいろと話してきました。
講座が終わってから、
何人かすごく関心を持った様子で、1時間くらい質問をうけたり、
実際に大雨災害のボランティアに参加したいという学生もいました。
院生の中から
行政に進む人も、NPO等に進む人も、研究や一般就職する人もいるかもしれませんが、
どういう現場に行っても応用できると思うので、講座の内容が刺激になっていただければと思います。
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