2月6日
荒浜小学校の防災・復興発表会に招待され、児童たちの報告を聞いてきました。
荒浜小は
東日本大震災の津波被害をまともに受け、校舎は今も被災当時のままです。
児童たちは
現在、東宮城野小学校の校舎をかりて勉強をしています。
当時、
震災を経験した児童たちは
現在の5年生と6年生になりました。
家も流されてしまったので、現在は仮設住宅や民間アパート、または移転先で生活しています。
震災以来、荒浜での学びや生活はなくなってしまったのです。
しかし、
荒浜小学校では、
学年に合わせて荒浜の歴史や文化、農業、防災について
地域の方々に直接インタビューをしながらとてもたくさんのことを学んでいました。
校舎に入って階段を上ると
REMEMBER荒浜と書いた地図と写真がありました。
地図のポストイットには友達と遊んだ場所やどんなお店があったかなど
児童たちの思い出がたくさん詰まっていました。
また、よく見ると
ガレキ拾いのボランティア写真
これは、ReRootsに来て畑のガレキ撤去のボランティア体験をしたときのものです。
児童たちの荒浜への思いを感じました。
荒浜小学校のHPには、
特色ある教育活動として児童たちの学びの様子が掲載されています→
こちらのHP今日の発表の背景となる内容が掲載されているので、ぜひ見てください。
さて、発表は低学年から順番に行われて行きました。
2年生は
仮設住宅でインタビューをして、
どんな防災グッズが必要なのか、
一人ひとり自分の防災グッズを選び、
大きな声で選んだものとその理由を発表しました。
3年生は
地域に花を植えたり、荒浜音頭を練習して覚えたり、あらはまカルタを作ってあらはまの特徴を学んでいました。
これがあらはまカルタです。
よくみると…
「リルーツには木の妖精のリルオ君がいるよ」
なんと、ReRootsがカルタになっていました。びっくりです。
4年生は
地域の方々にインタビューをして
荒浜の公園にほしいものを調査し、
アンケートも100枚も集め
自分たちで、アイデア一杯の公園プランをたて、模型をつくっていました。
5年生は
荒浜集落営農組合での農業体験やReRootsのボランティア体験を通して
ハッピーあらはま
という荒浜地域のグランドデザインを作りました。
真ん中に噴水があり、周辺には市民農園や、ヘリポートなど、
どういう施設があればいいのか、夢がいっぱいつまっていました。
6年生は
地域の防災を調べ、
防風林、貞山堀、県道のかさ上げ、東部道路の避難階段など、地域の防災・減災がどうなっているのかを調べて発表しました。
最後には、
児童たちがインタビューをした仮設住宅の方々、荒浜集落営農組合などの地域の方々にお手紙までいただきました。
ReRootsもいただいてしまい、とても感激しました。
児童たちがあと5年たてば小学6年生も大学生になります。
そのとき、
ReRootsが若林区の復興のため、地域おこし段階での取り組みを行っていて、
一緒に活動できる日が来るのではないかと、とても期待しました。
また、
地域の方々が児童たちの発表を通じて
荒浜のことを忘れず、これからに生かしていこうとしている姿に
目頭を熱くし、感動している様子に心打たれるものがありました。
子どもたちの発表は
先生方の努力もあってのことですが、
本当に感激しました。
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