今日も9月30日に行った活動と同じ畑で土の掘り起し作業
この大きな大きな畑を一生懸命耕します。
こんな農作業は若い私たちには普段しない作業
腰にきます(汗)
やってて思ったことは「農家の偉大さ」
毎日食べる野菜はこんな苦労の元にできていたのか
もっと食べ物は大切にしないといけない
そんなことを考えさせられるものでした。
そして、この畑は津波で様々なものが運び込まれていたようで
木の枝や根っこ(これ以上大きなものもこの後見つかりました)
かにが出てきたのは本当に驚きました。
津波で流されてきて、ここで住んでいたのか!?
色もすっかり土色になっていました。
午後から参加の方々のパワーにより、大きな畑のすべての土の掘り起しが終了!!
これでやっとトラクターを入れて、農作業に向けて準備ができるそうです。
支援作業が終わって本当にうれしいのは
農家の方々の「ありがとう」のお言葉。
畑の持ち主がいうには
一人じゃやり直せなかった。
たんぼはまだ無理だが、畑は来年再開できる!
ありがとう
若林の農家の再生の大きな第一歩となれたのなれば、とてもうれしいですね。
今日この持ち主の農家の方から聞いた話。
つい最近まで、この地区ではここに家を建て直して住む許可は出ていなかった
なぜなら再び津波が来たとき危ないから。
住んではいけないということは、先祖代々の土地を離れなければならないということ。
また大きな土地を持ち、畑やたんぼで食べ物を作っていた農家は、政府が用意する新しい土地に移転しても同じ規模の土地がもらえるとは限りません。
もう一度同じこの土地で農業をしたい。
そう思っていらっしゃいました。
先日、この地区で説明会が開かれました。
説明によると、この畑の持ち主の地区では、家を新築する許可がおりたそうです。
再びこの土地でやっていける。
農家のおばあちゃんはとてもうれしそうでした。
私のおじいちゃんがこの畑も道路も作ったんだよ
畑の土はとてもいい土だって大学の先生に言ってもらったけど
これもおじいちゃんが作ったんだよ
そうおっしゃっていました。
おばあちゃんの笑顔を見て、新築許可が出て本当に良かったなぁと私も思いました。
311と同じ規模の地震が起きた時、この土地は安全といえるかはわかりません
しかし、自分の大好きな故郷で農業ができるというのは、きっと本当に幸せなことなんだろうと思います。
ここで再び野菜やお米が収穫できる日を、私たちも楽しみに待っています。
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