最後は、若林区でお庭の泥かきと倉庫の整理についてご報告します!
ReRootsのメンバーとボランティア参加者の方の5人で、津波の被害のあった若林区のお宅のお庭に溜まってしまった泥と、その上に生い茂る雑草の除去を行いました。
溜まった泥とその上の雑草が…
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みんなで力を合わせて…
草も泥も取り除いて…
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こんなにきれいに!
津波であたりを覆うように溜まった泥は、
層状に固まっているので、
掘るというよりは
剥がすという感じで土を取り除いていきました。
土の中からは、依頼者の方などが生活に使っていたものが出てくることもありました。
津波の影響で多くの木は枯れてしまいましたが、
雑草の生命力は強くて、
津波で流されてきた塩分が含まれる泥の上で芽生えて、数か月の間に腰くらいまでぐんぐんと成長していました。
依頼主の方の話では、ほとんどの木が枯れてしまったのに、
震災前は元気がなかった松の木は、逆に津波を受けてから
元気を取り戻したそうです!(笑
最初はここまで土のう袋を使うとは予想していなくて、次々に追加していきました…
最終的に集まった土は、なんと土のう袋で
97袋!
重さにするとトン単位になるとか…?
写真では見えませんが、この奥にもう1列土のうが並んでいます。
同時並行で倉庫の整理も行いました。
津波で浸かってしまった農具などを…
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全て運び出しました。
写真に写っている範囲のものは、ほとんど全てが津波で浸かってしまい、金属製の農具はほとんど錆びてしまっていました。
また、プラスチックの容器には、泥だけでなく海水が入っているものもありました。
今回の活動では、津波が確かに押し寄せて来たことを、泥、物、海水、使えなくなった農具など、いろいろなものを通して目の当たりにしました。
津波は地域全体に多くの影響を与えたけれど、このお庭の泥の除去のように、
一歩ずつ力を合わせれば、必ず復興にもたどり着けるのだと思います。
このお宅では、枯れた木と、今回取りきれなかった泥の除去を続けて行っていきます!
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