4月9日(日)
せんだい3.11メモリアル交流館で「わら仕事 いま・むかし」の企画があり、ReRootsの代表もパネリストとして登壇してきました。
企画のサイトは→
こちらのHPせんだい3.11メモリアル交流館とは?
東日本大震災を知り学ぶための場であるとともに、仙台市東部沿岸地域への玄関口
交流スペースや展示室、スタジオといった機能を通じて震災や地域の記憶を語り継いでいく場所です。
詳細は→
こちらのHP今回は企画展「せんだい3.11メモリアル交流館の1年」として、交流館の運営で出会った「この地域での1年」の記録。見て、聞いて、考えた「状況は、さまざまである」東部地域を改めて見つめなおす企画です。
こちらがチラシです。PDFは→
こちらわら仕事については
写真が見にくいですが、わらアートが取り上げられています。
今回の「わら仕事 いま・むかし」の趣旨は、
仙台東部沿岸地域には、かつては多彩なわら仕事が溢れており、今でもその技術をもっておられる方がご健在です。
一方、最近は「わらアート」が登場しています。新旧のわら仕事についてお話を聞きながら、この地域の資源について考えます。
縄なえ体験もあります。
というものでした。
入口
わらアートの「ミニティラノサウルス」もいます。
そして
〇出演:宮島慎吾(武蔵野美術大学教授)
広瀬剛史(一般社団法人ReRoots代表)
畑井洋樹(仙台市歴史民俗資料館学芸員)
というパネリストで行われました。
ReRootsの広瀬からは震災後の若林区の農業の再生とわらアートを用いた農村の活性化。
歴民の畑井さんは農家の様々なワラを使った生活用具や農具、そして農家の生活など。
武蔵野美術大学の宮島先生は、各地のわらアートの紹介とそこでの新しいコミュニティづくり。
についてそれぞれお話がありました。
農家の生活やわら技術の高さ、そして、現代のわらアートが若者から高齢者まで含めた作業の中で新しいコミュニティや地域づくりが、地元の資源を用いて行われていることなど、とても興味深いものでした。
さらに、
その後は、実際に若林区に住んでいる農家の方に来ていただいて、わらない体験です。
ない方を教わります。
これは、わらをたたいて柔らかくする道具です。
わらをなっています
ReRootsの広瀬代表が編んだわら
わらをなうという、「なう」ということは、言葉として知っていても、結ぶとも編むとも違うものです。
手のひらでワラをねじりながら編んでいくということをまとめて「なう」という言葉になっています。
これは、すごい発見でした。
言葉で知っていても、やってみないとわからない。
そして、昔の農家は一晩で180メートルくらいなったそうです。
ものすごいスピードです。
農家の手さばきも速くて見えません。みるみる縄をなっていくスピードに目が追い付かない。
すごい技術です。
この技術は失ってはいけないと強く思いました。
ReRootsのメンバーにはしっかり教えたいと思います。
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