最近ブログを書いた気がします。持田です。
久しぶりのガレキ拾いをスタッフ数名で行いました。
(下は現場の写真)
この畑は昨年、ひまわりプロジェクトでひまわり畑としてお借りしていた場所です。
ひまわりまつりを開催した場所とはまた別ですが。
ひまわりプロジェクト概要→http://reroots.nomaki.jp/sunflower.html
ブログ記事→http://reroots.nomaki.jp/sunflower.html
津波で流されてきて地中に埋まっている石は主に雨の影響で地表に浮き上がってくることがあります。特に今回の場所は石が多く、作業に入ることになりました。
写真で見えづらいかもしれませんが、大きめの石などが残っています。
(白っぽくみえるものなどがそうです。)
現場にはなにやら沢山落ちているものが。
突然ですがここで問題です。
右の写真は何の植物だったでしょう?
答えは最後に書きますね。
さて、作業はしゃがんで行うわけですが、メンバーでの雑談
「腰いてー。歳だなこりゃ。」
「いやいやいや。農家さんの平均年齢考えろよ。若いだろ~」
平成25年の農水省のデータだと農業就業者の平均年齢は66.5歳らしいです。
実際に僕らがお話を伺いに行く農家も、ある組合の方は「うちは9割が年金もらっているよ。まだまだ若いからね。」と話していました。50代でも若い方というくらいです。
どうして若者が就農しないのか?と考えたときに金銭的面があるのかなと。
収入が格段多いわけではないのにトラクターなど農機具にかかるお金は莫大。「あれはベンツみてぇなもんだ」とも言われたりすることも。また、去年の話だと米の概算金(農協に卸す価格)が1俵(60kg)あたり1200円下落、それも農家が価格設定に関われないという状態。
補助金をもらっている、ということもありますが、減反の時代から政権が代わり減反廃止…など農政に振り回され…
といったように農業が魅力的に見えないということがあるかな。
若林区だと、そういった問題に加え、津波被害で若い世代が戻ってこない、ということも相まって農業的にも地域的にも続いていくのが難しいという現状です。(これ以外にも様々な問題がありますが)
そういった現状を変えていくべく、僕らは若林東部沿岸地域の地域の方や行政を調査し、復興そして地域おこしへ向け、農村の農業、景観、コミュニティの3つの観点から活動を行っているわけです。

長くなってしまいました…
そんなこんなで石拾いは進んでいきまして…
この日進んだ分は左の写真のような感じです。
まだ畑全体はできていないため、何日かに分けて作業を進める予定です。
また、埋まっているものも多いだろうと予想されるので、土をおこして 石やガレキをとっていきます。
この畑は今年もひまわりプロジェクトのひまわり畑として使う予定です。
最後に問題の答え~。正解はひまわりでした。何だか流木みたいですよね。
またお会いしましょう。持田でした~
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