10月17日に、
東北大学大学院農学研究科の災害復興合同講義に招かれ、
「災害復興のもうひとつの主体~持続性の高いNPO活動」
というテーマでReRootsの代表が講義をしてきました。
10名ほどの大学院生たちに、
1、震災におけるNPOの必要性…
一般的には必要といわれるが、具体的には必要性のあるところに必要であって、しかもそのNPOがどういう理念 や活動内容をもっているかによる。
そこで、現実的に必要なNPOの姿とは?という内容を話しました。
2、行政の積極性と限界性、およびNPOの積極性と限界性
院生のなかでも行政志望の人が多かったので、震災において行政がどういう状況で、何 が欠けてたのか。またNPOにおいても何がプラスで何がマイナスなのか?
それらを比較して、NPOが果たすべき役割は?を話しました。
3、ReRootsの紹介…上記2項目の原則的な項目をどのように応用するのか。
実際のReRootsの組織づくりや具体例を交えて、応用についての説明。
講演の詳細は、本にのってあることというよりも、実際の被災地支援の現実の中から組み立てて話しているので、一般論としてあるものとは異なる中身になっています。
本屋にもたくさんのNPOの本が出ていますが、それをすぐに使えるかというとそうではありません。
その理論なり原則を実際の中から再構築するための考え方などを話してきました。
学生たちの反応や感想は、のちほど送られてくるようなので、どんな意見が出るか興味深々です。
よくても、悪くても、また勉強になります。
PR