こんにちは!パコです。
報告が遅くなってしまいましたが、先日8/21に田植えプロジェクト第2回目を開催しました!
5月の田植えプロジェクト第1回目に参加して下さった方に、ご自分の植えた稲の生長の様子を直に見てもらうことで、
農業をやっていく中での楽しさを体で感じてもらう、というのが今回のプロジェクトのねらいです。
さて、当日は支援先の農家さん、プロジェクトの参加者さん、そしてReRootsスタッフも一緒になって、田んぼの観察をするところから始まりました。この日活動を共にしていただいたのは、りるまぁとでもお世話になっている農家、きくちさんです。
きくちさんの田んぼは、集合場所であるボランティアハウスから歩いて行ける範囲にも点在しているので、それをぐるっと見て回りました。
いろいろ見て回る中で、珍しいものを見せてもらいました。稲の花です。
写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、もみ一粒一粒にきちんと一つずつ花が咲いていました…!これがそれぞれに受粉して一人前の米になっていくのです。米ができるまでの間には本当に地道な工程があるのだと実感し感動しました。
いくつかの田んぼをパッと見比べて、ここの稲は倒伏しない、ここよりあっちの田んぼの稲の方が収量は上がるんだ、と解説してくださるきくちさんからはプロのオーラがにじみ出ていて、
参加者さんもReRootsスタッフも感心しっぱなしでした。本当にかっこいいです。
また、きくちさんは、消費者のことも考え、減農薬で稲を育てています。とくに子どもがいる人たちなんかは子どもに安全なもの食べさせてやりたいって考えるだろうから、と。
参加者さんからは、
震災後、原発のことなどがあって食の安全ということについて考えるようになり、それをきっかけとして農業に関心をもって田植えプロジェクトに参加したんだ、というお話も聞かれました。
その方も、消費者のことまで考えて農業と向き合っているきくちさんという一人の生産者と触れ合えて、ほっとする部分もあったようです。
日本の農業の将来を考えるのは農業者かもしれないけれど、ほんとは国民全員にも考えてもらわなければならないんだ、ときくちさんはおっしゃっていました。たしかにみんなが何も考えず全てを値段で判断するようになってしまったら、日本の食の安全を守っていくことはできないでしょう。たとえきくちさんのような農業者の方がいても。
みんなで守っていかなきゃならないのだと、あらためて思いました。
観察のあとは、きくちさんの野菜を使ってBBQを行いました!
ここでも農業のこと、米のこと、野菜のことなど話題は尽きず、和気あいあいとした充実した時間を過ごすことができました。
参加者さんも、きくちさんのお野菜は味が濃くておいしいですよね~、ととても満足していただけたようでした。
次回の田植えプロジェクトは稲刈り体験を行う予定です!そしてそのあとには収穫祭も待っています!今から楽しみです。
良い企画にしていけるように今後もがんばっていきますので、みなさま今後ともよろしくお願いします。
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