ブログやツイッターでお知らせしているように、若林区の被災した田んぼの一部でも田植えが始まっています。
まだ復旧していない田んぼもたくさんありますが、水を張って稲が植えられているのを見ていると、ものすごく感動します。晴れている日は田んぼの水がキラキラ、鳥がピーチクパーチク、涼しい風が吹き、とってもイイ気分。
ぜひ、若林区に足を運んでみてください。
さて、あの畑は・・・今、です。
この畑、ブログでも何回もご紹介している、春先に取り組んだとっても苦労した畑です。
こちらのブログでも紹介しているように、隣り合ったお二人の農家さんの畑で、
それぞれ延べ人数で387人、681人もの人数を投入してやっと終わった畑です。
海からとても近い、家屋も基礎だけになってしまっている地域なので、レンガや瓦、ガラスだけでなく、写真や包丁など、生活感ある瓦礫がたくさん出てきて、何とも言えない気分で活動していました。
近くを通ったので、その畑に寄ってみると・・・
見事に畑になっていました!
ものすごい、感動です。
しかも、ちょうどこちらの農家さんがいらっしゃり、畑仕事中でした。
がれき撤去が終わって、色んな種類の野菜を植えられたそうです。
じゃがいも、キャベツ、トウモロコシ、長芋、サトイモ、枝豆、ナス、カボチャ、などなど。
ちなみに写真では手前に肥料袋が立っていますが、今年は涼しいから、カボチャを守るために被せたそうです。
こちらはじゃがいも君たちです。
こちらのブログでも紹介しているように、農家さんがじゃがいもを植えられると聞いて、とっても丁寧に、ふるいを使ってがれきを取り除いたところです。見事にじゃがいも君たちが育っています。
そしてなんと、「ちょっとかてぇかもしんねぇけど、食ってけろ~」と、とれたてのキャベツを頂いてしまいました。
生でパクリと頂きましたが、めちゃくちゃ美味しい。
他の野菜も、しっかり育って欲しいです。
こちらの農家さん、ReRootsにがれき撤去を依頼される前は、おひとりで瓦礫を取り除こうとされていました。
でも、もちろん全然進まないし、ちょっとしか植えられない。
野菜ができてる光景も感動しましたが、農家さんがせっせと肥料をやったり、土を寄せたりと、農作業をされている姿や、笑顔で野菜のことを話しているのがすごく印象的でした。いやぁ、良かった。
スコップを刺すたびにがつっと瓦礫にぶつかり、ヒーヒー言いながらも丁寧に瓦礫をとって下さったボランティアさん、改めてお疲れ様でした&ありがとうございました。