2月23日、
若林区まちづくり交流会のゲストトークを行ってきました。
主催は若林区まちづくり協議会で、
参加者は町内会や体育振興会、老人クラブ、ふるさとまつりなどの会長や副会長など地域の中心の方々で、地元に精通されている方ばかりです。
そこで話をするというのは、考えて話さないと、すでに知っていることになってしまっておもしろくないので、まちづくりのための何らかの視点を出さないといけないなと思っていました。
でも、なかなかうまくいかなかったです。
トークセッションは
フリーライター 西大立目祥子さん
せんだい3.11メモリアル交流館館長 八巻寿文さん
一般社団法人ReRoots代表 広瀬剛史
です。
西大立目さんは、若林区をあちこち取材して、地域の歴史にも詳しく、記録や文章も書かれ、さらに自らお薬師さんの手作り市などを手掛けていている方です。
八巻さんは、若林区卸町にある演劇工房10BOXの工房長を努めて様々な演劇やアート作品の上演・公演を手掛け、その後3.11メモリアル交流館でも地域の文化を生かした企画を運営されています。
ReRootsの代表の広瀬は、被災した若林区の農村の復興と農業の再生を大学生中心で取り組みながら、わらアートや野菜販売などに取り組んでいます。
この3人のトークでは、
やはり、都会的な洗練されたものよりも地味だけど最先端な若林区の魅力として、
海、農村、商店街、古い地名、芸術、古墳など多彩な個性が詰まっていること、
昔の地図を見ても現在と変わっておらず歴史の時間軸がつながっていること、
商人の旦那衆の粋が残っていたり、
農村と都市の交流による野菜売りの文化や農村そのものがあること、
それほど多様なのに、生活の匂いや人間臭さが残っているところなどがクロストークしていました。
でも、50分という短い時間では話足りなくて、惜しかったかもしれません。
その後、40分にわたって分科会が行われましたが、各々が地域に根付いて活動されている方なので、意見交換も多岐にわたったようで、40分では語りつくせなかったようです。
それにしても、
やはり、若林区はとても魅力のある街です。
それは、
若林区のどこにいっても、その個性があって、それでも若林区という一つであること。
そのポテンシャルはとても高いと思います。
地域の人が自信をもって若林区の郷土愛と魅力の発信に向かえたら、本当にいい街になるなと思いました。